Chrome版 ShortcutKey2URL のv1.7.0を公開しました

Chrome版 ShortcutKey2URLのv1.7.0を先ほどリリースしました。

今回のリリースは、Manifest v3に対応するためのものです。
Chromeでは、Manifest v2の廃止がスケジュールされており、2024年6月以降から段階的にManifest v2のままだと使えなくなる状況が発生していきます。

Manifest v3になると、機能的に実現できなくなる部分があるため、v2のまま粘っていたのですが、そうもいってられない時期になったので、今回Manifest v3に対応したものをリリースしています。

Manifest v3 になったことによる機能変更

Manifest v3 では、セキュリティ的な観点から、文字列としてコードを実行できなくなりました。

そのため、ShortcutKey2URLでScriptとしてユーザが設定したコードを実行するといったことができなくなります。

そのまま機能を消してしまうことも考えましたが、自分自身困るので、妥協案として、拡張機能自体のコードに書いてもらうといった方法を取ることにしました。

拡張機能がインストールされたフォルダ配下にあるuser-script.jsに記載してもらうことで(拡張機能がインストールされたファルダにあるものを直接はダメでした...)拡張機能がインストールされたフォルダをどこか適当なフォルダにコピーし、そこでuser-script.jsを編集します。
そのフォルダを「パッケージ化されていない拡張機能を読み込む」で読み込んで利用すると、選択肢として表示されるようになり、それを選ぶことで該当のコードを実行できる、、といった形となります。

バージョンアップされたタイミングで再度記入が必要だったりと、かなり手間がかかる方法ですが、いったんこの形で様子を見たいと思います。
バージョンアップ対象外になるので、勝手に元に戻るといったことはありませんが、今後ShortcutKey2URLが更新されても反映されていかないので、管理が面倒な形になります。ただ、他に良い方法がないため、いったんこれで様子を見たいと思います。

なお、Manifest v3で任意のコードを実行させるための方法は、下記でまだ議論は続いてそうなので、今後何らかの方法が提供されるかもしれません。動向をみながら、もっと良い方法が提供されるようになったら、再度機能的な見直しを行いたいと思っています。