- Selenium Auto Exec Server(AES) ver 0.3
- Selenium HTMLSuite Extension ver 0.5
とりあえず、今まで入れようと思っていたものを全ていれました。(細かくリリースしようかと思ったのですが、それはそれで面倒そうだったので…)
変更点は下記の通りです。
Selenium RC バージョン1.0beta1 対応
Selenium RCは0.9.2を使っていましたが、現在の最新のバージョンである1.0beta1を使うようにしました。
これにより、WindowsのSafari3でも動作するようになりました。
Firefox3対応
Selenium RCの1.0beta1でもFirefox3は動かないので、個別に対応したパッチを利用するようにしました。
子ディレクトリ毎のHTMLSuite(テストスイート)作成機能追加
HTMLSuiteの自動生成機能ですが、今までは、指定したディレクトリ配下にあるテストケースを1つのHTMLSuiteにしていましたが、そうすると、機能毎にHTMLSuiteを分けることができず、テストケースが大量になった場合に、管理がしずらい状態でした。
これを改善するために、今回の変更で、HTMLSuiteをディレクトリ単位で作成することが可能になりました。
例えば、下記のようなディレクトリ構成でテストケースを配置し、suite=suite、generateSuite=true とした場合、、
suite/testA/testCaseA1.html testCaseA2.html testB/testCaseB1.html testCaseB2.html testC/testCaseC1.html
下記のようなHTMLSuiteが作成されます。
- suite/testA.html (testCaseA1.html,testCaseA2.htmlを実行)
- suite/testB.html (testCaseB1.html,testCaseB2.htmlを実行)
- suite/testC.html (testCaseC1.html)
これで大量のテストケースを作っても、管理はとても楽になると思います。
クライアントからの実行方法改善
APIの改善と、コマンドラインやJUnitからテストを実行できるようにしました。
なお、近いうちにHudson用のプラグインもリリース予定です。(今回の変更は、このHudson用プラグインのための変更が主です)
過去のテスト結果を保持するよう変更
今までテスト結果は毎回上書きしており、過去のテスト結果を参照することが出来ませんでした。
過去のテスト結果を参照したい場合も多々あるはずなので、テスト毎にディレクトリを変更し、過去のテスト結果を参照できるようにしました。(オプションで昔の状態(毎回テスト結果を上書き)にすることも出来ます)
テスト開始前、終了後のコマンド実行機能を追加
テスト開始前、終了後に実行するコマンドを指定できるようにしました。
これにより、例えば、テストケースをSubversion以外のバージョン管理システムから取得するようなコマンドをテスト開始前に実行するようなことも可能となります。
ブラウザ上からのテスト実行で、たまにブラウザ上にエラーが表示される問題対処
テストケースの自動作成中などにテスト状態を参照された場合に、一部排他がうまくかかっていないところがあり、タイミングによってはエラーが発生する場合があったので修正しました。
相変わらず、自分で実際のプロジェクトにSelenium AESを導入したことがないので、いろいろ考慮が足りないところがあるかもしれません。もしも使っている方で、不都合とかありましたら、フィードバックをいただけると助かります。
特に、Selenium RCで提供している全てのオプションには対応していない(自分で必要そうなもの+コメント頂いたものしか入れていない)ので、このオプションを指定できるようにして欲しいなどありましたら、コメントなどいただければすぐに対応したいと思います。