Redmine: チケット一覧のコンテキストメニューをクリック時に処理を挟み込む (View customize plugin)

チケット一覧のコンテキストメニューからステータスを変更しようとした際に、アラートを出したいといった質問があったので調べてみました。

単にイベント差し込めばいいよねと、簡単に考えていましたが、コンテキストメニューを表示しようとしたタイミングでサーバに問い合わせて、DOMを生成していました。しかも、その後に呼ばれるようなメソッドも無いので、フックさせることもできなそうです…

clickイベントをdocumentなどの親要素に対して設定して、click対象が該当の要素だったら制御するようにしようとしましたが、リンクになっているので、親要素にclickイベントが通知されたタイミングでは、すでにリンクが押されてしまっています。

ということで、しょうがないので、クリックする直前(マウスオーバのタイミング)で、リンクを無効にして、さらにクリックイベントを差し込むといった方法を取ることにしました。

/*
Path pattern: /issues$
Type: JavaScript
チケット一覧のコンテキストメニューでステータス変更を無効に
*/
$(function() {
  var handler = function() {
    alert('コンテキストメニューからステータスを却下には出来ません。');
    return false;
  }

  $(document)
    .on('mouseover', '#context-menu a[href*="status_id%5D=6"]', function(event) {
      $(this)
        .attr('href', '#')
        .off('click', handler)
        .on('click', handler);
    });
});

上記は、ステータスを却下にしようとした際に、アラートを表示するサンプルです。

複数回マウスオーバしても問題ないように、設定済みの可能性があるイベントを外してから設定するようにしています。わかりずらいコードになりましたね。。

第10回redmine.tokyo勉強会にてView customize pluginについて発表してきました

第9回のLTに引き続き、View customize pluginについて発表してきました。

今回の発表では、View cutomizeの設定方法に関するノウハウを詰め込みました。View customizeを使おうとしている方の役に立てばと思っています。

なお、発表の時に、参加者の方でView customizeを使ったことがある方に挙手をお願いしたところ、20名近くいらっしゃいました。利用してくれる方が増えてきているのが、とてもうれしかったです。

声をかけていただいたredmine.tokyoスタッフのみなさま、ありがとうございました。

GitHubのリポジトリ名変更で、元リポジトリへのアクセスはリダイレクトされる

GitHubでリポジトリ名を変えた場合、元リポジトリに対してのアクセスもちゃんとリダイレクトして新リポジトリに方に飛ばしてくれます。

なので、公開済みのリポジトリの名前を変えてしまって、各種URLが変わってしまっても、とりあえずエラーとなることはありません。

Redmine: View customize plugin の v1.1.4 をリリースしました

View customize plugin の v1.1.4 をリリースしました。

リリース内容

バグ修正

Redmineのバージョンアップに伴い、おかしくなっていた部分を修正しました。

  1. 削除時に確認ダイアログが表示されない問題対処 (Redmine3以降(Rails4.2となったことが要因))
  2. 設定画面のCode欄の高さが低すぎる問題対処 (Redmine3以降?)

機能追加

HTMLに表示ページのPath情報と、適用されたスクリプトのidを埋め込むようにしました。

<!-- [view customize plugin] path:/issues/2 -->
<!-- view customize id:2 -->
<script type="text/javascript">
//<![CDATA[
$(function() {
  $('#top-menu > ul')
    .append('<li><a href="/issues">全てのチケット</a></li>');
});
//]]>
</script>

設定確認の役に立てばと思っています。

Ansibleのdefault(omit)

default(omit) を使うと、未定義の場合にその項目自体の指定が無かったことにできます。

- name: touch files with an optional mode
  file: dest={{item.path}} state=touch mode={{item.mode|default(omit)}}
  with_items:
    - path: /tmp/foo
    - path: /tmp/bar
    - path: /tmp/baz
      mode: "0444"

上記だと、item.modeが定義されていなかった場合、modeの指定自体が無かったことになります。

他に配布するようなRoleだと、結構使いそうです。(指定ができるようにはしておいて、何もなければ処理しない)

Vagrant+Ansibleで環境を配布する(Windows)

Vagrantで必要なものがインストール済みのboxを配布するにはAtlasを使うと楽ですが、外部に公開されることになるので、ものによっては適さない場合があります。

イントラネット内の共有フォルダなどにboxをおいて、それを使うといった方法もありますが、容量がそれなりに必要になりますし、管理もちょっと面倒です。

ということで、

  • ベースとなるboxは公開されているもの
  • ベースに対して構成管理ツール(Ansibleなど)を利用してセットアップ (構成管理+Vagrantfileをリビジョン管理)

がよさそうだなぁと思い、Vagrant の Ansible Provisioning を使おうと思いましたが、、

ホストOS(Windows)からAnsibleを実行するとなると、一気に面倒(そのためにcygwin入れるのは手間が…)になるので、Provisioning は shellにして、ゲストOS側でAnsibleを実行するようにしてみました。

単にshellでAnsibleを実行するようVagrantfileを書くだけです。

Vagrant.configure(2) do |config|
  config.vm.box = "bento/centos-7.1"
  config.vm.synced_folder ".", "/vagrant", create: true, mount_options: ['dmode=777','fmode=666']
  config.vm.provision "shell", inline: <<-SHELL
    yum install -y epel-release
    yum install -y ansible

    cd /vagrant
    ansible-playbook -i hosts playbook.yml
  SHELL
end

AnsibleのplaybookとVagrantfileもまとめてリポジトリで管理すれば、それをチェックアウトしてvagrant upするだけで環境が簡単にセットアップできます。 下記をcloneしてvagrant upすると、CentoOS 7.1上にPostgreSQL 9.5がインストールされた環境が立ち上がります。

なお、Vagrantの共有フォルダ(/vagrant)は、デフォルトのパーミッションが777となり、hostsに実行権限がついているためにエラーとなります。

==> default: ERROR: The file hosts is marked as executable, but failed to execute correctly. If this is not supposed to be an executable script, correct this with `chmod -x hosts`.

これを回避するには、Vagrantfileconfig.vm.synced_folderの設定で、mount_optionsfmodeとして実行権限を外してあげる必要があります。

  config.vm.synced_folder ".", "/vagrant", create: true, mount_options: ['dmode=777','fmode=666']

Firefoxで動画の表示がおかしいときには、ハードウェアアクセラレータを無効にしてみる

2、3ヶ月前から、Firefox上で動画(YouTubeやTwitterに張り付けられたもの)の表示がおかしくなりました。 画像がガタガタするような感じで、とても見れたものじゃない状況です。

セーフモードで起動すると直るので、アドオンがなんか影響しているのだろうと思い、良いタイミングなので、プロファイル毎作り直してしまえ!ということで、プロファイル作り直してみました。が、直りません…

もう少し調べてみると、セーフモードにすると、アドオン以外でもハードウェアアクセラレータも無効になるので、ああ動画といえば、、ということで、ハードウェアアクセラレータを無効にしてみると、無事直りました。

ハードとの相性なんですかね、とりあえず、これでYouTube再生用にChromeを別に立ち上げておく必要が無くなりました。